8月31日(日) 大阪のリーガロイヤルホテルで日本美容皮膚科学会が開催され、出席しました。 この学会には私は平成8年の開業前から参加しておりますが、最初の頃は木曜日の午後のみ開催され、100人も入ればいっぱいになるような会場でした。 この10年で美容に対する一般の患者様の需要が増えたことと医者側の美容に対する関心度が高まったので、この学会の成長は目覚ましいものがあります。 今回は8月30、31日の2日間開催され、ホテルの1フロアーを占め、1部屋が300人以上は入ると思われる部屋が3部屋、ほぼ満員状態でした。 参加される医師も皮膚科医だけではありません。形成外科医はもちろんですが産婦人科医、眼科医、内科医など多方面の分野の医師が参加されています。 その分野の医師でも美容を無視しては医療ができない時代になってきたと言うことでしょうか?
最近ちょっと話題に欠いている美容分野ですが今のところ注目はPRP療法でしょうか? PRP療法とは自分の血液から血小板を多く含む血漿を分離し気になるシワの部分などに注入し皮膚の再生を促すという治療法。 まだまだこれからの分野ですが、あまり難しい治療法でもなく、なかなかいい結果を発表されていましたので今後期待できる治療法ですね。 あとちょっと気になったのがメガビタCの点滴療法。 女医会でも活躍されている山下理絵先生のセミナーの時に紹介されたものです。 山下先生は相変わらずおきれいで、講演内容も大変わかりやすく、前向きにトライアルされている姿勢に刺激を受けました。
2005年にアメリカ国立衛生研究所(NIH)より、 ビタミンCを大量に投与することでがん細胞が死滅するメカニズムについて、発表されました。
抗酸化物質であるビタミンCは、むしろ強い酸化作用を誘導し、がん細胞を殺すこと、さらに、正常細胞には何のダメージも与えないことが示されています。
抗腫瘍効果を得るためには1回に50gと言う超大量投与が必要ですが 1回に10g程度の大量投与で美白効果、美肌効果が得られるというものです。 これは注目! ちょっとやってみたいと言う気持ちが出ませんか?